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対面とONLINEで感じること

在宅勤務、リモートワークが、常態化してきました。
個人的には、働き方の選択肢が増えてよいことだと感じます。
僕自身も、2016年からほぼ在宅勤務です。
コロナ以降は打合せもリモートになって、ますます在宅が進んでいます。
在宅勤務が常態化すると、
対面とONLINEでのコミュニケーションの違いを考える必要があります。
コロナで、無理矢理ONLINE化が進みましたが、
これからの働き方の選択肢として、在宅勤務を続けるためにも、
対面とONLINEでのコミュニケーションの違いを理解しておく必要があります。
先日、久しぶりに対面での研修を行いました。
ここ2年、ほぼONLINEでの研修でした。
ONLINEでの研修の利点も感じていました。
なんならこのままずーっとONLINEでもいいかも。とも思っていました。
ところが、対面での研修を久しぶりにやってみると、
やはり対面には対面のいいところがあるのです。
それは、何か?
「間」です。
話すタイミングの対話の「間」と、
人と人との距離感の「間」、これが対面だといい感じなんです。
ONLINEでもリアルタイムに、会話ができると思いますが、
コンマ数秒のズレがあるのです。だから、相手と被ってしまったり、
話すタイミングを逃してしまったりします。
対面だと、この「間」が絶妙に読み取れるのです。
もちろん、被ってしまうこともありますが、
それはそれでいい距離感を醸し出します。
それは、距離の「間」が、相手の表情、しぐさなど
微細な合図を届けてくれる距離感にあるからなのです。
ONLINEは、それが届かない、感じることができないから
もどかしいコミュニケーションになることがあるのです。
ただし、感じすぎてしまうからこそ、
上滑りな対話、コミュニケーションになることもあります。
コロナ前のコミュニケーションは、概ねそんなコミュニケーション、
差支えないコミュニケーションが多かったのではないでしょうか。
対面でもあっても、しっかりと発信できる関係性ができていないと、
よい「間」のコミュニケーションにはなりません。
逆に、ONLINEだと、
余計な情報を排除できるので、テーマに集中した対話ができます。
だから、ミーティングの時間も短く、効率的になる。
いろいろなことを感じ取って、コミュニケーションすることができないからこそのメリットです。
画面もOffにして、音声だけでコーチングをすると
案外いいコーチングになったりするのも余計な情報がなく集中できるからかもしれません。
いずれにしても、対面とONLINEをうまく使い分けて、
よりよいコミュニケーション、マネジメント、チームビルディングができるといいですね。