おじさんおばさんのキャリア開発④

おじさんおばさんの内発的動機を見つけるためにはどうしたらいいのか?

 

どうしたら、よいのでしょう?

 

なかなか、思考がグルグルする課題ですね。

自分の内側のことを、自分で掘り下げる。

僕は、こう考えます。

 

おじさんおばさんのキャリア開発にあたって、まず最初に行うことは、

「自己理解」です。

 

自分のことを知る。

 

若手のキャリアセミナーは、もちろん

マネジャー向けのセミナーでも、重要になるのが、「自己理解」です。

 

人としての成長や意識変革をもたらすためには、まずは「自己理解」から始まります。

自分を知ることって、大事なんだなとこの仕事を始めて、改めて感じます。

でも、なかなか難しいです。

僕も、僕のことはよくわかりません。

永遠にわからないのかも知れませんが。。。

 

さて、

「自己理解」は、自分の過去を振り返ることから始めます。

入社してから、いままで経験してきたことをすべて書き出すのです。

 

おじさんおばさんの過去を振り返ると、とても長いのでなかなか大変かもしれません。

何ページも及ぶ超大作?になるかも知れません。

 

でも、頑張って振返ってみると、いろいろと過去の出来事が思い出されてきます。

すっかり忘れてしまっている期間もあったりします。

忙しかったのか、ヒマだったのか、すっかり忘れてしまっていますが、

ちょっとしたキーワードなどで、思い出すことがあります。

 

そういえば、こんなこともあったなと想い起こす時間は、それはそれでいいもんです。

過去を振り返ってみると、自分がやってきたことが羅列されます。

自分の得意分野、実績、強みが見えてきます。

 

さらに、他の人と、書き出したシートを交換して、人の過去の実績を読んでみます。

セミナーでは、ハイポイントインタビュー(ヒーローインタビュー)として、その人の過去を根掘り葉掘り聞いていきます。

自分では考えてもみなかったことを質問されたり、興味を持ってもらえたり、新たな視点での発見があります。

 

ひとりで、今までの経歴を書き出して振り返るのは、一人称での振り返りですね。自分自身の視点のみです。

ふたりで振り返ると、二人称での振り返りになります。視点が増えます。

 

この視点を増やすということが、見えていなかった自己を見るということにおいて重要なんです。

ジョハリの窓でいうところの、盲目の窓、もしくは未知の窓ですね。

 

一人称、二人称で、振り返ることで、いろいろなことに気付くと、自分への自己肯定感が出てくるのではないでしょうか。

ハイポイントインタビューは、いいところを見つけてインタビューするので、イヤなところ、辛かった過去もいいところに変換します。

 

おじさんおばさんは、過去にさまざまな経験をしています。

自己肯定感のネタがたくさんあるのです。逆にここにしがみついている人もいるかも知れません。

しがみついていることに、気付くことが重要ですね。気付けは、異なる行動がとれる可能性が広がります。

 

おじさんおばさんのキャリア開発で、内発的動機を見つけるためには、「自己理解」。

そのためには、まずは過去を振り返ってみるというお話でした。

 

自己理解の話、まだまだ続きます。